こんにちは!ねこ長屋管理者のSakiです。
今日は、ねこ長屋に入居するねこ達と、どのようにして出逢っているかのお話です。
ねこ長屋に入居するねこ達は、全て譲渡会から譲渡していただいた保護ねこ達です。
保護ねこ達は、様々な劣悪な環境の中で暮らしていたところをレスキューされ、安全で清潔な場所に移されます。
そこで病気がある子は治療が開始され、フードや飼育環境の改善が始まります。
その中でも一番大切なこと、それは「ねこ達の、人間に対する信頼を取り戻すこと」です。
レスキューされたねこ達の中には、キャリーバックの中に閉じ込められ、何日間も飲み喰いできない環境に置かれていた子や、多頭飼育崩壊の環境では同居ねこにひどくいじめられてきた子達もたくさんいます。
人間から虐待されてきたり、自分が他のねこにいじめられているのに人間が助けてくれなかったり、そのような悲しく辛い思いを経験したねこ達は、人間を恐れ他のねこ達との共同生活をひどく嫌がるようになってしまいます。
保護ねこボランティアや、多頭飼育崩壊などの現場からレスキュー活動をしている獣医師の方々などが、それぞれの保護飼育場所へと連れて帰り、そこで心のリハビリも含めての飼育がスタートし、定期的に開催される譲渡会にねこ達を連れて参加をします。
ちなみに、ねこ長屋に入居するねこ達は、全て同じ譲渡元から譲渡していただいています。
レスキューされた後、ねこ達は保護環境の元共同生活が始まるのですが、そこでの生活の中でねこそれぞれの性格や個性がだんだんと分かってきます。
ねこが苦手、人間にまだ心を許していない、人間が大好き、穏やかな性格、活発な性格、など個々の性格や心のリハビリ状況をしっかり把握した上で、シェアハウスに向いていて、人間への不信感も少なくなってきてくれているねこ達が、相性の良いペアで組まれねこ長屋への入居候補ねことなるのです。
譲渡会で、譲渡元の方からシェアハウスでもストレスなく生活ができると判断していただいたねこ達(毎回、相性の良い2匹のペアで譲渡への準備を進めています)は、2週間前後のトライアル期間に入ります。
トライアル期間中に、ねこ同士の愛称が悪くないか、譲渡先(里親)の飼育環境に問題がないか、譲渡先の人間が信頼できる人なのか、見極めが行われます。
要は、トライアル期間は、ねこ達が幸せなねこ生を送ってもらえるように設けている期間です。
ねこ長屋では、譲渡候補のねこ達をいきなりシェアハウスに入居させるのではなく、ねこ長屋が設けている一時飼育の家でトライアル期間を過ごします。
過去に辛い経験をしてしまったねこ達にとって、最も大切なことは「あなたの居場所はここだよ」「もう安心して良いんだよ」「ご飯もお水も、しっかり摂って良いんだよ」「とっても可愛くて、大切だよ」と毎日伝え、日々をねこ達と大切に過ごすことです。
その繰り返しで、ねこ達が少しずつ人間への信頼を取り戻し、ねこらしく元気に遊び、もりもりご飯を食べてくれるようになります。
ちなみに、譲渡元では全てのねこ達が名前を付けてもらっています。とても可愛い名前を付けてもらっているのですが、やはり我が子達には自分で名前を付けてあげたくて・・・
ねこ長屋にきた時から、その子らしい新たな名前を付けています。
ねこ長屋のねこ達にぜひ逢いにきてくださいね!
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