こんにちは!ねこ長屋管理者のSakiです。
ねこ長屋の入居ねこ達は様々な環境下からレスキューされ、適切な身体の治療や心のケアを経て、シェアハウスに入居していきます。
現在、大橋ハウスに入居している「うらら」と「レオ」は、別々な多頭飼育崩壊の現場からレスキューされた、元保護ねこです。
ねこ長屋大橋ハウスが間もなく完成する時期で、入居ねこ達を探し始めていた頃でした。
とあるご縁で、保護ねこ活動をされているなぎ先生と出逢いました。なぎ先生の保護ねこ活動に対する想いや姿勢に感銘を受け、また獣医師との安心感もあり、なぎ先生の所から譲渡していただくことに決めました。
ちなみに、保護ねこ達の里親になる場合は、ねこ達の相性がありますので、同じ保護活動チームから譲渡してもらうことがお勧めです。
保護シェルターで過ごしている間に、どの子とどの子の相性が良いのか、逆に悪いのかが事前に確認できますのでシェアハウスに入った時、ねこ同士の相性が合わずねこ達にも入居者さんにもストレスをかけることが軽減できます。
さて、なぎ先生と一緒に大橋ハウスに入るねこ達を選び、正式譲渡前のトライアル期間に入ることになりました。ちなみにこの時にトップバッターで選ばれた子が、現在大橋ハウスでアイドル的存在のうららです。
2022年6月。
当時、ねこ長屋2棟目の若杉ハウスは建物は決まっていたものの、これから大リフォーム工事が始まる時期でした。
どんなに早くても若杉ハウスが入居者さんをお迎えできるのは2022年の年末頃。引っ越しシーズンのタイミングも加味すると、2023年1月~3月頃だと予測していました。
よって、若杉ハウスに入居するねこ達を決めるのも、まだまだ先のことでした。そんな時に、あるボランティア保護団体の方から私にメッセージが届きます。
その4匹の子の中に、レオがいました。
“レオ”と言う名前は、譲渡後に新たに命名した名前なので、当時は別な名前がついてました。
その4匹は、賃貸で多頭飼育していた住人が管理会社から引っ越しをするよう通達されたものの、引っ越しをしたくないばっかりに、ねこ達を殺処分する判断をしていました。
この4匹の他にも同じ現場にはたくさんいたのですが、最後の最後まで引き取り先が見つからなかったのがこの4匹だったのです。
人間の身勝手な理由で、何の罪もない命を奪ってしまうことは絶対に避けたい。この4匹もねこ長屋で何とかならないものか…
しかし、大橋ハウスに入居するねこはすでに決めていたので、次の若杉ハウスに入居させるとしても、まだまだ先になってしまいます。
迷いましたが、とにかく4日後には殺処分されてしまいます。悩んでいる時間はなく「若杉ハウスに入居するねこ」として引き取ることに決めました。
そして、若杉ハウスに入居できるようになるまでは、なぎ先生の所でお世話になることになりました。
さて、そんなことがあり大橋ハウス・若杉ハウス共に入居ねこ達が控えている状態になりました。
レオは当初若杉ハウスに行く予定でしたが、事情があり大橋ハウスに入居することに。予定よりも早く引き取ることができるようになり、ひと安心です。大橋ハウスへの入居準備が整うまでは、ねこ長屋の事務所で飼育します。
ところが、保護前の環境がよほど悪かったのか、レオは人になかなか懐かず、一日中家具の隙間に入りこみ、ご飯とお水を摂る時だけさっと出てきて、急いで食べて飲んでまたすぐに隙間に隠れてしまうのです。
人が少し動くとビクっとして逃げ、こちらの顔色をうかがいながら生活しています。
かわいそうに、よほどひどい経験をしてきたんだろう・・・
こんなに人を怖がるレオを、果たしてシェアハウスに入れても大丈夫なのだろうか…レオ自身も辛いですし、ねこと楽しく暮らしたい入居者さんにもがっかりさせてしまうのでは…
様々な不安はありましたが、レオが幸せに暮らしていける環境を探す目的のためにも、大橋ハウスに入居させてみる決断をしました。
姉貴ねこのうららも一緒です。
大橋ハウスの入居者さん達にレオの今までの事情をお話しし、レオの大橋シェアハウス生活がスタートしました。レオの事情を理解してくださった入居者さん達には、本当に感謝しています。
さて、どんな変化なのでしょうか?レオの変化の様子は、次回のブログでご紹介します!
人とねこが程よい距離感で心豊かに生活できるねこ長屋に、あなたも住んでみませんか?
本日も、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
人もネコも、ニャンともホットな人生を。
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